近ごろ高校時代の恩師との交流が復活して、ちょいちょいお宅にお邪魔させてもらってます。
先生はもう75歳くらいになるけど、最後に20年前に会った時と見た目がそんなに変わってなくて驚きました。
食事をごちそうになったり暮らしぶりを聞いてその理由に納得です。
退職してからの先生の日常生活はだいたい、
- 食事は素材から調理(加工食品はあまり食べない)
- 調理法はシンプルに煮る、焼く、蒸すが多い
- 味付けは薄め。トマト缶の酸味や動物性タンパク質の旨味をうまく活用した料理
- 間食は果物だったり、和菓子だったり
- ラジオを聴きながらトータルで1日2時間の踏み台昇降運動。ストレッチや軽い筋トレも行う
- 毎日体重計に乗るなど健康意識が高い
- 就寝・起床時間は一定で十分な睡眠を取ってる(特に夜更かしや早起きとかもしてない)
- 友だちと電話で定期的に話したり、お孫ちゃんと頻繁にLINEしたりしてる
といった風。
健康オタクのわたしから見ても感心するばかり。
健康長寿の条件をすべて満たすパーフェクトな生活と言えるでしょう。
知的好奇心が旺盛、外出することは少ないけど服装に気を使い、化粧をしておしゃれ心を忘れない、きわめて楽天的で細かいことにクヨクヨしない性格というのも健康維持にものすごく貢献してると思いますね。
わたしもこれに近いような暮らしを心がけてるんで、このままいけば先生みたいな健康体で75歳を迎えられるはず⋯とうれしくなりました。
血液検査の数値も正常範囲内で定期的に飲んでる薬はなしと、健康長寿生活のロールモデルみたいな人です。
ところで、これは周りを観察してて思ったことに過ぎないけど、人々が健康で居続けられるようには発展してこなかった現代社会で、「ふつう」に暮らしてるとたいがいの人は中年以降、体のどこかに不具合を抱えたり病気になると思ってます。
- 30歳以降何もしないと筋肉は減少する一方。体幹の筋力が落ちると姿勢が悪くなりがち
- 歩いたり筋トレしないと特に足の筋肉がなくなってきて膝に痛みが出てきたりする(ストレッチ不足もあるかも)
- 活動量が足りてなくて睡眠の質が悪くなる(眠りが浅い、寝つきが悪いなど)
- 周りにあふれかえってる加工食品(一般的に、栄養が少なくてカロリーが多すぎる。特に菓子や菓子パンが最悪)を基礎代謝量が落ちてきるにも関わらず、これまでと同じように食べ続けて少しずつ脂肪が蓄積する
- 細かいことが気になりやすい人ほど子育てや仕事が多忙になる40代は精神的に追い詰められがち(こだわりも強いのでなかなか家事の時短ができず、睡眠不足になりがち)
見たり聞いたりする範囲ではそんな人が多いですね。
これらのいろいろな条件が積み重なって不調が出たり、人によっては病気になったりしてる気がします(もちろん体質もあるけど、環境要因の方がずっと大きそう)。
特に車社会の田舎暮らしだと圧倒的に運動不足なので、注意が必要でしょう。
歩かない(運動しない)、加工食品食べまくり、だらだら夜更かしする⋯
そんな暮らしをしてても健康でいられるのは35歳あたりまで。
できれば30歳くらいから生活を変えてかないと。
(わたしは「これからは体に悪いことは一切やめるぞ」という意識の切り替えが40歳と遅かったんで、30代は何か不調のままの10年でした)
そういう生活を送ってると、気づけばいつの間にか立派な「おばあちゃん(おじいちゃん)」の姿かたちになってしまいます。
健康意識の高い人とそうでない人とでは75歳にもなると見た目が相当違ってきますね。
見た目というのは体内年齢を表してるので、髪の毛はパサパサ、骨格がゆがみ、ノロノロとしか歩けないとなると、実際体の中もそれなりの老化が進んでるといえます。
できれば、髪の毛はツヤツヤ、皮膚には(あるていど)ハリがあり、爪はピンク色、背筋はピーンとしてスタスタ歩ける、そんな後期高齢者になりたいなあ。
120歳まで元気に生きるという大目標に向かって今後も節制に努めようと決意を新たにしているところです。